小5男子、内くるぶし
足首の痛み
足首内側の痛み その1
足首内側のくるぶしの周りは体の全体重を受けるために、小学生の高学年のスポーツをしている子供や、中高年のランナーなどに痛みを訴えるケースが多くみられます。近年偏平足の子供の増加などで、足のアーチの低下が原因で内側の足首に負担がかかり痛みを誘発します。
上のエコー画像は、小学5年生でサッカーをして足首内側の内くるぶしの下に痛みを訴えて来院しました。↓部分が白い塊のような部分が見られますが、脛骨下端部分の骨が負担がかかり、少し変形しているのが分かります。まだ骨が発達していない子供の場合、ジャンプや走ることの多いスポーツをすることで、骨の柔らかい骨端線の部分が、靱帯に引っ張られたりして、少しはがれたように映ることがありますが。この程度では全く問題がないと考えます。手技で骨の周りの軟組織を柔らかくしたり、疲労して老廃物が溜まった部分を除去してあげると、2,3回の施術でよくなることが多いです。決して安静や放置しないで積極的に手技による治療を受けることをお勧めします。その方が数倍速く痛みを取り除いて、競技に復帰することもできます。
内くるぶしの下の水腫
足首内側の痛み その2
足首の内側のくるぶしの下あたりが痛くなった場合、腫れることがあります。体重のある人や、中高年でマラソンをしている人など、足のアーチの低下などで無理なストレスがかかり、足首の内側は比較的水腫が溜まりやすいのです。内くるぶしのすぐ後方には、後脛骨筋腱、長趾屈筋腱が走行しランニングなどでメカニカルなストレスがかかり腱自体が腫れることもあります。上のエコー画像は、50歳男性で、マラソンをしている方で上す。→の黒い空洞のような部分は水腫です。週に2回ぐらい10キロほど走るのですが、痛みが次第に痛みがでてきたといいます。治療は手技で痛みのある筋肉や腱の腫れを引かせて、癒着などで動きがなければ動きをつけたりします。そして痛みを取り除くと自然と腫れが引いてきます。また偏平足(足のアーチの低下)の方がなりやすいので、足底版を装着して予防や再発を防ぐようにします。