股関節の痛み
前面の痛み
腸骨の前、股関節前面辺りに太ももの筋肉(大腿直筋)の付着部である下前腸骨棘という部分があります。この部分は、成長期にはまだ軟骨で脆弱な部分であるため、走ったり足を前方にあげる動作で筋肉の牽引作用で、痛みを引き起こします。
激しいスポーツをする中学生や高校生が痛みを訴えることがよくあり、陸上やサッカーに多く見られます。
痛みが強い場合、裂離骨折(下前腸骨棘裂離骨折)する場合があり、一ヶ月以上無理な運動が制限されます。
左下のエコーの画像は、高校3年男子で陸上の400メートルの選手の股関節前面(下前腸骨棘)です。走ると痛みがあるのですが、画像上きれいな骨のラインが見えます。このように画像上問題が無くても、痛みがある場合もよくあります。この場合は筋膜や腱の捻れや硬い部分の癒着をとったり、腱の付け根の部分を治療すると改善に向かいます。
真ん中の下の画像は、サッカーをやっている中学3年生の股関節前面(下前腸骨棘)です。骨の乱れが矢印の部分にみられ、走ったりボールを蹴る時に痛みがあるのです。まだ成長期の段階なので、無理をすると痛みが出やすく筋肉の牽印の作用で骨の乱れが大きくなることがありますが、治療しながらサッカーを続けることができます。右下の画像は痛くない方の股関節の画像で、骨の乱れはありますが異常ではないということが分かります。
股関節の痛み
前面の痛み
腸骨の前、股関節前面辺りに太ももの筋肉(大腿直筋)の付着部である下前腸骨棘という部分があります。この部分は、成長期にはまだ軟骨で脆弱な部分であるため、走ったり足を前方にあげる動作で筋肉の牽引作用で、痛みを引き起こします。
激しいスポーツをする中学生や高校生が痛みを訴えることがよくあり、陸上やサッカーに多く見られます。
痛みが強い場合、裂離骨折(下前腸骨棘裂離骨折)する場合があり、一ヶ月以上無理な運動が制限されます。
左下のエコーの画像は、高校3年男子で陸上の400メートルの選手の股関節前面(下前腸骨棘)です。走ると痛みがあるのですが、画像上きれいな骨のラインが見えます。このように画像上問題が無くても、痛みがある場合もよくあります。この場合は筋膜や腱の捻れや硬い部分の癒着をとったり、腱の付け根の部分を治療すると改善に向かいます。
真ん中の下の画像は、サッカーをやっている中学3年生の股関節前面(下前腸骨棘)です。骨の乱れが矢印の部分にみられ、走ったりボールを蹴る時に痛みがあるのです。まだ成長期の段階なので、無理をすると痛みが出やすく筋肉の牽印の作用で骨の乱れが大きくなることがありますが、治療しながらサッカーを続けることができます。右下の画像は痛くない方の股関節の画像で、骨の乱れはありますが異常ではないということが分かります。
子供の股関節の痛み
ペルテス病
6才前後の男児に発症することが多い、血流が途絶え大腿骨頭が壊死する原因不明の病気です。壊死した骨はつぶれて変形します。股関節の動きが悪くなり足を引くずった歩きになるのが特徴です。痛みの程度はそれぞれで出ない場合もあります。痛む場所は股関節に限りません。太ももや膝の場合もありますが、股関節を疑わないと見逃されることがあります。
治療は手術や装具療法で、骨頭を股関節の奥深くに入れます。あらゆる方向に股関節を動かすリハビリで、変形した骨頭はきれいな球状に戻ります。大腿骨頭への血流を改善させ、大腿骨頭の変形を防ぐことにより将来的な股関節の変形を避けることができます。特に5歳未満のお子さんでは自然治癒傾向があることが知られており、重症度にもよりますが積極的な治療介入をせず経過観察が選択されることがあります。
単純性股関節炎